2005-03-27 | ひつじのまちの小さな茶楼

2005-03-27

今日は、来週から通い始める学校に申し込みに行って来ました。
私をよく知る人であれば恐らく誰もが信じられないような顔をするであろうフランス語。私自身もついこの前まではフランス語の勉強を始めるなどとは思いもしなかったぐらいですから。普段この町で聞くのは、その言葉を理解しない人からすればケンカしているようにしか聞こえない言葉達。そしてそれを使って毎日生活しているこの私。外国人という事が理由で何かと騙されたり、相手にとって都合がいいように対応されたり、という事から身を守るために、よりケンカ口調で話す事に慣れてしまった事もあり、フランス語の音がちゃんと身に付くのかどうかは不安なところです・・・。

この国に身を置いて来月で10周年を迎えます。それだけ長い時間を過ごしていれば、日本に居ても、外国に居ても、結局変わるのは環境だけで、外国に居るから自分も変わる、なんて事は無い事はよく分かります。今この町で仕事をしていても、外国の町に居るからより刺激的だとか、そんな事は実際無いものです。あるのは外国の町で長い事住む事により生まれるその町への親しみ、そしてその親しみから生まれ出る愛しみです。自分で何かを始めない限り、家と会社の往復を毎日繰り返すだけ、という生活は外国に居てもまるで同じ事。先月パリまで留学仲間に会いに行き、約1週間の時間をパリで過ごした事で、ひとつのきっかけができました。「帰ったらフランス語の勉強でも始めようかな」なんて口走ってしまったが最後、彼等が逆にすっかりその気になってしまい、後に引けなくなってしまったんです。今では、そんな勉強の始め方もいいかな、と思い、こうして勉強をスタートさせる事にしました。

授業は明後日の火曜日からスタート。楽しみなところです。